今日12月19日は、ソニーの創業者の一人、井深大の命日です。「自由闊達にして愉快なる理想工場」を設立趣意書に掲げ、ウォークマンなど画期的な製品を世に送り出した彼。技術者として、そして経営者として、彼が最も警戒したのは他社ではなく、自社内にはびこる「固定観念」でした。
「常識や定説が、技術開発の最大の壁になることが多い。」
実業家 井深大
組織が大きくなると、「うちはこういうやり方だから」「過去に失敗したから」といった社内の常識が、新しい挑戦を阻む壁となります。井深氏は、専門家が「理論的に不可能」と否定したことでも、「やってみなければわからない」と若手の挑戦を後押ししました。 金曜日の今日、今週の仕事を振り返ってみてください。「常識だから」と思考停止して処理した案件はなかったでしょうか? 凝り固まった定説を疑い、素人のような純粋な好奇心で物事を見つめ直すこと。それが、停滞を打破し、次のイノベーションを生む鍵となります。