今日12月25日は、万有引力の法則で知られる科学者、アイザック・ニュートンの誕生日です。近代科学の父と呼ばれる彼ほどの天才が、自分の成果について語ったこの言葉は、謙虚であると同時に、イノベーションの本質を鋭く突いています。

「私が遠くを見渡せたのだとしたら、それは巨人の肩の上に乗っていたからだ。」

物理学者・数学者　アイザック・ニュートン

ビジネスの世界で「イノベーション」というと、ゼロから全く新しいものを生み出すことだと思われがちです。しかし、ニュートンは「自分の発見は、過去の偉人たちの積み重ね（巨人の肩）があったからこそ可能だった」と説きます。 画期的なサービスや製品も、実は既存の技術の組み合わせや、先人が残した知識の応用であることがほとんどです。仕事において成果を出したい時、独りよがりのオリジナリティに固執して「車輪の再発明」をしていないでしょうか？ まずは先人の知恵、社内の蓄積されたノウハウ、既存のシステムといった「巨人の肩」を正しく利用すること。その土台の上で初めて、私たちは未踏の景色を見ることができるのです。