今日12月26日は、「コンピュータの父」と呼ばれる数学者、チャールズ・バベッジの誕生日です。19世紀に蒸気機関で動く計算機を設計した彼の人生は、技術的な困難と資金難との闘いでした。しかし、現代のプログラミング概念を生んだ彼にとって、エラーは単なる失敗ではありませんでした。
「間違いは、発見の入り口である。」
数学者 チャールズ・バベッジ
現代のIT開発において「バグ(不具合)」は避けて通れませんが、バベッジの時代から既に、エラーは進化のための必須プロセスでした。 ビジネスにおいても同様です。計画通りにいかないことやミスを、単なる「ダメなこと」として隠蔽したり、犯人探しをして終わらせていませんか? エラーが発生した場所には、システム構造上の欠陥や、まだ見ぬ改善のヒント(発見)が必ず潜んでいます。 年末の金曜日、今年一年の「間違い」や「失敗」を振り返ってみてください。それは後悔すべき黒歴史ではなく、来年の飛躍的な成長につながる、貴重な「発見の入り口」なのかもしれません。