山内溥「『面白い』に理屈はない。」

本日9月23日は、任天堂の創業記念日。花札屋として始まった同社を、世界的なエンターテインメント企業へと成長させた立役者が、元社長の山内溥氏です。彼の鋭い感性と独自の経営哲学は、今なお多くのクリエイターや経営者に影響を与えています。その哲学を象徴する、シンプルで力強い一言を見てみましょう。

「面白いか、面白くないか。それだけです。面白いものというのは、結局理屈じゃないんです。」

任天堂元社長 山内溥

データ分析や市場調査が重視される現代において、この言葉はハッとさせられます。もちろんデータは重要ですが、前例のない画期的な商品やサービスは、数字の分析からではなく、作り手の「これが面白いんだ」という純粋な情熱や直感から生まれることが少なくありません。
ロジックで固められた企画会議で、最終的に人の心を動かすのは何か。この言葉は、ユーザーの「面白い」という感情を起点に考えることの重要性を教えてくれます。常識や理屈に縛られず、自らの「面白い」という感覚を信じ抜く勇気が、ブレークスルーを生み出すのではないでしょうか。

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