今日12月30日は、『ジャングル・ブック』の作者であり、ノーベル文学賞を受賞したラドヤード・キップリングの誕生日です。今年も残すところあと1日。ビジネスの現場では年間の総括が行われる時期ですが、彼の言葉は、成果と向き合う際の心構えについて鋭い視点を与えてくれます。
「失敗の理由は4000万通りあるかもしれないが、言い訳は一つもない。」
小説家・詩人 ラドヤード・キップリング
「なぜ目標未達だったのか?」と問われた時、私たちはつい「景気が悪かった」「時間がなかった」「人員が足りなかった」と饒舌に語ってしまいます。しかし、それは「理由(Reason)」の分析ではなく、「言い訳(Excuse)」による自己正当化になっていないでしょうか。 リーダーに求められるのは、外部環境のせいにして自分を守ることではなく、結果を潔く受け止め、「では、次どうするか」を考える姿勢です。理由は無数にあっても、結果は一つ。言い訳を捨てて事実(ファクト)だけを直視した時、初めて本当の改善策(カイゼン)が見えてきます。清々しい気持ちで新年を迎えるために、今年の「言い訳」は今年のうちに捨てておきましょう。