8月26日は、インドのカソリック修道女として見捨てられた貧しい人々や病者に生涯を捧げ、1979年にノーベル平和賞を受賞したマザー・テレサの誕生日です。途方もない規模の慈善活動を成し遂げた彼女。そんな彼女が「世界平和のために私たちは何をすればいいか」と問われた際に返したこの言葉は、大きな目標に向かって焦りがちな私たちの足元を静かに照らしてくれます。
「世界平和のために何ができるか? 家に帰って家族を愛してあげてください」
修道女 マザー・テレサ
社会を変える、業界に革新を起こす、世界中の人を幸せにする――私たちは時に、壮大で遠くにある目標ばかりに目を奪われ、自分の目の前にいる人々や身近な存在への配慮をおろそかにしてしまうことがあります。しかし、最も近くにいる大切な人(家族やチームのメンバー)との間に愛や信頼関係を築けない人間に、遠くの誰かを本当の意味で救うことなどできません。
変化やイノベーションの最小単位は、常に「自分と、目の前の誰か」との関係性です。身近な人を心から大切にし、日々の小さな思いやりを積み重ねること。その確固たる土台と心理的安全性があってこそ、外の世界へ波及する真の価値や大きな影響力が生まれるのだという本質を、この言葉は教えてくれます。